リハビリテーション科は、主に急性期～亜急性期の患者さんの在宅復帰を主たる目標に、機能訓練を行っています。対象疾患は高齢者の骨折などの整形疾患や脳卒中、また、肺炎、腎不全、心不全といった内部障害など多岐に渡ります。当院は透析設備が整っているため、透析患者さんをリハビリする機会も多くあります。
私は、入院、外来合わせて10名前後の患者さんを担当しており、1日に15～20単位の訓練を行っています。入院患者さんは高齢の方が多く、訓練への意欲が低下した方もおられますが、看護師など他職種と協力し、過度の安静を避けるよう早期から介入を行っています。
患者さんの高齢化や重複する内部障害により在宅復帰に難渋するケースもありますが、法人グループ内に在宅・介護部門も充実しており、訪問診療、通所リハビリ、訪問看護を利用しながら在宅生活を継続して頂けるよう退院後もフォローを行っています。
急性期から在宅復帰、また退院後も継続して長期的に患者さん関わることのできる点が当科の魅力であり、セラピストとしてやりがいを感じる所です。