看護部
看護部のご紹介

当院は西区天満町で地域の方々の医療を支えています。同じ法人で透析クリニックや居宅支援事業所、訪問看護ステーション、通所リハビリセンターを持ち、職員相互の交流・連携を取りながら退院後の生活を支えるお手伝いをしています。
必要な方には退院後1ヶ月以内に病棟看護師がご自宅を訪問する等、病棟で働く看護師が入院中だけではなくご自宅での生活を考えて支援できることを目指しています。地域包括ケアシステムの重要性が高まる中、地域と医療現場との繋がりが重要となっており、その先駆けともいえます。
一方、地域の方々の大切な命を守り、安全で安心な看護を提供し、信頼を得るために、教育担当看護師長を配属し看護の質向上を図る教育計画を立案・充実させています。特に倫理を各階層の教育に取り入れて、倫理観の醸成を図っています。平成30年度には梶川病院キャリアラダーを作成しワークライフバランスを含めた自己評価をしつつ、目標を立案し半期ごとの目標管理面談を実施しています。
長年実施しています看護実習生の受け入れでは看護師の知識・技術を深め、指導力を養っています。現在、感染管理や摂食嚥下障害看護等認定看護師が次々と誕生し、質の高い、やり甲斐のある看護を実践しています。
(看護部長 奥平敦子)
理念
豊かな人間性と確かな知識・技術を持って
個を尊重した、心あたたかな
看護・介護を実践します
基本姿勢
患者満足
地域住民の方々の大切な命を守り、安全で安心のケアを提供し続ける
職員満足
自己啓発のための研修参加を支援
生き生きと、働きやすい職場環境の醸成
病院満足
効率的な業務の遂行と病院経営への参画
平成30年度 看護・介護目標
笑顔と思いやりを大切に心温かな看護・介護を提供します。
スタッフ構成

部署紹介
1病棟 -48床 地域包括ケア病棟-

1病棟は主に内科、整形外科、泌尿器科、血液透析が必要な方が入院されています。基幹病院からの継続治療、リハビリ、また地域の開業医からの治療目的での紹介も多く、治療を終え、また安心して在宅へ戻れるよう多職種で協同しながらケアにあたっています。
平成27年から固定チームナーシングを取り入れ、患者さんの情報を皆でしっかり共有し安心・安全な看護・介護を提供できるよう、様々な業務改善を行っています。若いスタッフが多いですが、いろんな研修会や学会に参加し知識を深め、看護の質の向上を図っています。
「ここに入院してよかった」と思って頂けるよう、病棟スタッフ一同「思いやり」の気持ちを忘れず皆で頑張っています。

看護師長ごあいさつ
中学生の頃からの夢だった看護師になり、毎日新たな出会いの中で、時に患者さんから励まされ、逆に元気をもらいながら、日々働いています。
もちろん終焉の場に立ち会わせていただくこともあり、「生」や「死」についても深く考えせられ悩みや葛藤もありますが、「看護師って素敵な仕事だな」と実感しながら頑張っています。当院で過ごす時間が、一人一人の患者さん、ご家族にとって少しでも安らげる場となっていただけるよう、管理者としてまだまだ未熟ですが、スタッフと共に一歩一歩前へ進んでいます。
一病棟看護師長 中本幸代
2病棟 -40床 療養病棟(在宅復帰機能強化型)-

2病棟は医療療養型病棟です。急性期での治療を終え引き続き治療が必要な患者さん、在宅復帰にむけての療養が必要な患者さんを受入れています。
患者さんの状態に合わせた療養環境を提供していくために、医師、看護師、ケアワーカーだけでなく、リハビリ、管理栄養士、薬剤師、地域医療連携室など、様々な部署が関わり情報交換を行っています。
チームワークを持って「梶川病院でよかった」と言って頂けるよう、看護理念でもある『心温かな看護』を提供していきたいと思っております。

看護師長ごあいさつ
患者さんの「笑顔」や「ありがとう」「がんばってね」の言葉に励まされながら、日々看護を行っております。患者さん一人一人の「QOL」「QOD」をスタッフ間でディスカッションし、その人に合った看護・介護を提供していきたいと思っております。
二病棟看護師長 川村希代
外来 -内科、腎臓内科、外科、泌尿器科、神経内科、整形外科、循環器科、総合診療科-

平成27年4月に「かじかわクリニック」が病院内に移転、リニューアルしました。
コンパクトになった分、中受付にも看護師を配置して、患者さんのすぐ近くでいろいろな対応ができるようにしています。また、手術、内視鏡などの各種検査、さらに訪問診療など、色々な機会に患者さんと接します。
何か不安に思うことなどありましたら、まずはお近くの看護師に気軽に声をかけて下さい。さまざまな経験値を持つスタッフが、誠心誠意対応いたします。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

看護師長ごあいさつ
私が梶川病院で働き始め21年となります。
多くの患者さんやご家族と出会い、そしてプロ意識の高い医療スタッフとも出会いました。私にとって当院は、看護を通してたくさんのことを学べる場であり、とても大切な場所です。
これからも、患者さん、ご家族、そしてスタッフと共に看護、介護を実践していきます。
外来看護師長 松下静美
透析室

当院は、広島市西区で唯一のリハビリ(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)と透析を併せ持つ施設であり、骨折や脳梗塞後リハビリ目的の患者さんを、積極的に受け入れています。 また、患者さんそれぞれに合わせた個人処方透析や、神経疾患、皮膚疾患、肝疾患などのアフェレシスも行っています。
※アフェレシスとは?
体外循環によって血液中から血漿成分、細胞成分を分離する、さらには分離した血漿成分から病気の原因となる液性因子を分離することを指します(一般社団法人日本アフェレシス学会より引用)
特色
・骨折や脳梗塞後のリハビリ目的での透析
・医療療養型病棟での長期入院透析
・腹水や胸水に対する腹水濾過濃縮再静注法(CART)
・潰瘍性大腸炎や関節リウマチに対する白血球除去療法(L-CAP)
・家族性高コレステロールに対するLDL吸着
・天疱瘡に対する血症交換療法(PE・DFPP)
・敗血症に対するエンドトキシン吸着療法(PMX-DHP)
・透析アミロイド症に対するβ2ミクログリブリン吸着療法
チーム医療への取り組み
・医師、栄養科、薬剤科と共に透析条件の作成
・臨床検査科と共にシャントエコーの実施
看護部長室

看護部長直轄部署として、他部署ではカバーしきれない重要な部分を支援する役割を持っています。
医療安全管理者
病院内の医療安全管理を中心的に担当し、以下の業務を行います。
1. 医療安全管理委員会で用いられる資料及び議事録の保管管理
2. 医療安全活動に関すること
3. 医療事故発生時の指示、指導等に関すること
4. その他、医療安全対策の推進に関すること
NST専従者
病院内のNST(栄養サポートチーム)における中心的役割として、以下の業務を行います。
1. NST委員会で用いられる資料・議事録の作成・管理
2. NST会議における司会進行
3. NST活動に関すること
4. その他、各病棟内の静脈経腸栄養に関すること
歯科衛生士
主に入院患者さんの口腔観察、口腔管理を担当しています。

看護師長ごあいさつ
平成27年1月より、教育担当師長として看護部の教育を総括しています。
看護部教育委員会の協力のもと、一人ひとりのキャリアが支援できるように、スタッフのレベルにあった研修プログラムの内容を検討し、実施できるように努めています。
中途採用者の方については、スムーズに現場へ入っていけるよう、中途採用者オリエンテーション、研修等を実施し、また、スタッフ全員が安心して働けるように、働く上で生じる悩みや思いなどを相談しやすい環境づくりに取り組んでいます。
教育担当看護師長 新久理恵
業務内容
教育計画
光仁会梶川病院看護師ラダー(KKNラダー)
委員会活動 ― 平成30年度 看護部 委員会メンバー
看護部門のみ
委員会名 | 目的 | 開催日 |
---|---|---|
看護教育研修委員会 | 専門知識・技術を養い、常に問題意識を持ち実践能力を発揮できる看護師の育成。 | 第3水曜日 11時 |
看護記録委員会 | 全体像を捉え、的確な看護診断ができ、根拠に基づいた看護記録を提供する。 | 第1月曜日 14時半 |
看護必要度委員会 | 重症度、医療・看護必要度の測定を正確に実施する為の研修及び記録の検討をする。 | |
記録監査委員会 | 記録規定に伴い監査を行う。 | |
看護業務改善委員会 | 看護業務が効率的かつ安全に行えるように、看護業務の検討・改善を行う。 | 第3月曜日 15時 |
臨床指導者検討会 | 臨床実習生受け入れ組織を整え、安全管理を行い、学生・職員の指導、育成を行う。 | 年4回 |
おもてなし委員会 | 看護職員の身だしなみ規則を検討すると共に、定期的にラウンドし評価・指導する。 | 第2月曜日 15時 |
ケアワーカー委員会 | 専門的知識・技術を養い、常に問題意識を持ち実践能力を発揮できる人材を育成する。 | 偶数月 第2水曜日 15時 |
委員会名 | 目的 | 開催日 |
---|---|---|
主任会 | 看護師長と共同して部署内の日常の業務を計画し、看護サービスの向上を図る目的で問題点を各部署から抽出し検討する為に定期的に会議を行う。 | 第1・4金曜日 11時 |
看護師長会 | 病院経営への参加意識を持ち、担当看護単位の運営方針を定め、看護サービス提供の責任者としての意識を高めるために定期的に会議を開催し、必要な情報を主任・スタッフに伝達する。 | 第1・2・4水曜日 11時 |
認定看護師
認定看護師は、高度化し専門分化が進む医療の現場において、水準の高い看護を実践できると認められた看護師です。「認定看護分野」ごとに日本看護協会が認定しています。

感染管理認定看護師
感染制御チームのメンバーとして、患者さんや病院で働く職員を感染症から守る活動をしています。サーベイランス(感染の発生率や微生物の検出状況の調査・分析・改善策の提案・評価)や感染対策に必要なマニュアルの作成、業務改善、職員教育を行っています。感染対策は組織全体で取り組む必要があるため、病院全体の様々な部門や職種と協力し連携することが重要です。梶川病院を利用されるすべての患者さんが安心して医療を受けることができるよう、組織横断的に感染対策活動を行っていきたいと思います。
感染管理認定看護師 新長彩加

摂食嚥下障害看護認定看護師
人間にとって≪食べる≫という行為は、生きるうえでの喜びの1つであると考えています。患者さんの中には、病気や加齢に伴う変化などが原因で口から≪食べる≫という行為が難しくなる方が少なくありません。そのような方が1くちでも口から≪食べる≫喜びを取り戻せるように専門職のチームで取り組んで行きたいと考えています。チーム活動では、患者さんとそのご家族の笑顔を大切にしたいと考えています。患者さんと一緒に頑張っていきたいと思います。宜しくお願いします。
摂食嚥下障害看護認定看護師 折出仁美